悪気はないと分かっていても⋯現役美容師が「何気に凹む言動」エピソード10選
そこそこイケてると思ってたのに⋯悪気のない一言にグサッときた話(30歳/男性)
先日、友だちが開いてくれた飲み会に参加しました。参加者は女性4人、男性4人だったのですが、美容師は僕だけでした。自己紹介のときに、1人の女性が「みんな仕事は何してるのー?」と聞いてきたんです。
僕が「美容師してます!」と答えると、「えー!? そうなんだー!」と言われた後に、「なんか美容師っぽくないねー!」と言われました。どういうこと? 全然違う仕事してる人に見えたのかな? と思って、「そ、そう? どの辺が美容師っぽくない?」と聞いたら「なんか美容師の人って『オシャレ感』がすごいじゃーん?」という返答が来ました。
一瞬、時が止まりました。オシャレ感がすごい人が美容師? ということは、僕はオシャレじゃないってこと? その後、「美容師は奇抜なファッションの人が多い」という意味だったと分かりましたが、それでも「自分にはファッションセンスやカッコよさがないんだ⋯」と思ってしまい、かなり凹みました。あれ以来、ファッションにもかなり気を付けるようにしています。
やる気が空回り⋯信頼を得るのって思った以上に難しい!(22歳/男性)
自分には尊敬している先輩スタイリストがいました。アシスタントとして使ってもらいたくて、毎日欠かさず残って練習し、アピールしていました。お店のカラーチェックも合格して、カラーも塗れるようになったんです。
そんなある日、その先輩スタイリストのお客さまのカットが終わり、カラーになるタイミングがありました。自分は急いで手袋をつけ、ハケを持って、「バックお願いします!」と申し出たんです。
するとその先輩に「あ! いや! いいです! 大丈夫でーす!」と言われてしまったんです。どうやら、難しいカラーリングだったため、まだ僕には塗らせられないということだったようですが、使えると思ってもらえてなかったんだ⋯と、とてもショックを受けてしまいました。
後日「まずは白髪染めからバックに入れていくね!」と言われてヘルプさせてもらえたので、少しだけ救われました。どんな仕事でも使ってもらえるように、これからも頑張りたいと思います!