【アツアツ人間関係の秘密】AMA TOKYO田邊可奈編「この先輩についていきたい」と思わせるリーダーシップ論

先輩が後輩を育て、後輩が先輩の背中から技術や仕事への姿勢を学ぶ。美容師という仕事には、ほかの職業にはないほど濃密な先輩・後輩の関係があります。
今回登場するのは、AMA TOKYO(アマトーキョー)表参道副店長の田邊可奈(たなべかな)さんと、アシスタントの柴田颯(しばたはやて)さん。11歳差の二人は、最初から意気投合していたわけではありません。人見知りの柴田さんは、実力のある先輩を前に緊張。田邊さんも、どこか距離を感じる柴田さんに「仲良くなれるのかな」と探りながら接していたといいます。
そんな二人の距離を縮めたのは、毎日の営業と、少しずつ増えていった何気ない会話ややりとりでした。今では、田邊さんが「本当に安心感がある」と語り、柴田さんは「全部好き」と即答するほどの関係に。技術を教えるだけではない。相手を知り、認め、時にはふざけ合う。そんな二人の間に生まれた、心地よい“アツアツな関係”の秘密を聞きました。
まずは超ホットな二人をご紹介!

<先輩>
田邊可奈(たなべかな)
AMA TOKYO 表参道店 副店長/クリエイティブディレクター
1994年、北海道出身。地元の美容専門学校卒業後に上京、新卒で都内有名サロンに入社。スタイリストデビュー後は韓国ヘアで注目を浴び、月間600万円を売り上げるトッププレイヤーに。2022年には店舗代表に就任するなどマネジメント面でも手腕を発揮。2025年12月、AMA TOKYOに移籍。表参道店副店長とクリエイティブディレクターを務める。
Instagram:amatokyo_kana_tanabe
<後輩>
柴田颯(しばたはやて)
高山美容専門学校卒業後、新卒でAMA TOKYOに入社。2025年1月からメイン制度が導入され、田邊さんの専属アシスタントに。現在はアシスタントリーダーとして、営業中の席やフロア全体を管理する役割も担っている。
Instagram:amatokyo_hayate
「田邊さんって、神様みたいだよね」
――まず、お互い普段はなんと呼び合っていますか?
田邊可奈(以下、田邊):私は「颯」って呼んでます。
柴田颯(以下、柴田):僕はずっと「田邊さん」です。
――「かなちゃん」と呼ぶことは?
柴田:たまに……いや、ほとんどないですね(笑)。
田邊:お店の中でも、みんな「田邊さん」って呼ぶので。
――そんな田邊さんは、柴田さんにとって怖い先輩というイメージだったりします?(笑)
柴田:全然怖くないです。むしろアシスタント同士で「田邊さんって神様みたいだよね」って話しています。技術も売上もトップレベルなのに、アシスタントに対しても腰が低いし、優しいんです。そういうところも含めて「神様みたいだよね」って。
――田邊さんが前のサロンを離れ、AMA TOKYOに加入したのは約9カ月前。次のステージへ進むなら今、という思いがあったのでしょうか?
田邊:AMA TOKYOがここからもっと伸びていく、広がっていくタイミングだったので、私も一緒に作っていきたいという気持ちで参加しました。これからの自分のキャリアを考える上でも、若いスタッフたちやサロンのためになるところで、自分の力を発揮できたらいいなと思って。

――柴田さんは、田邊さんより以前からAMA TOKYOで働いています。どういう経緯で田邊さんの専属アシスタントになったんですか?
柴田:「田邊さんにつきたいです」と自分から言ったわけではなくて、会社の辞令で今年1月から専属アシスタントになりました。田邊さん自身もAMA TOKYOに入って間もなかったですし、すごく実力のある人だということも知っていたので、最初はちょっと緊張しました。
でも、一緒に仕事をしていくうちに、いろいろ分かってきて。優しいし、面白いし、楽しいなって。ただ、僕はもともとかなりの人見知りなんです。年上の女性スタイリストと接することにも慣れていなかったので、田邊さんに慣れるまで2カ月くらいかかりました(笑)。

田邊:今まで私のヘルプに入ってくれる若手アシスタントは、ちょっとテンション高めの子が多かったんです。でも颯は、イケメンなのに割とドライというか、大人しいというか(笑)。11歳差と年齢も離れているし、最初はちょっと掴みどころがなくて。「どう思われてるんだろう」「仲良くなれるのかな」って思っていました。