小さな一歩が10年後の「とんでもないこと」につながる -VeLO 鳥羽直泰さんの習慣 後編-

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photo by  Naoyasu Toba

最初は「今日一日は姿勢に気をつける」でもいい

 

僕の場合は、習慣を作ろうと思って始めたわけじゃないですけど、これからいい習慣を作りたいっていう人には、たいしたことじゃなくてもいいので、とにかく最初の一歩を踏み出してほしいですね。

 

部屋の掃除でもいいですよ。それを続けていると、部屋が綺麗じゃないと落ち着かなくなります。だから他人の部屋でも掃除したくなってしまう・・・(笑)。美意識が向上している証拠ですよね。きっと、部屋だけじゃなく、仕事やそのほかの生活面でも綺麗や清潔にこだわれる人になります。

 

世の中の人が、「いいね」とか「正しいね」って言われることを続けてみるのもいいと思います。姿勢を良くする、でもいいですよ。僕は、姿勢がいい日本人って少なくなったと思う。だから姿勢がいいっていうだけでアドバンテージは大きいです。

 

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背すじがいつもスッと伸びているだけで、「あいつは何か違うな」っていう印象になります。最初はちょっとキツイかもしれないけど、次第にそれが自然になってくる。そのころにはもう、初対面の人のリアクションがガラリと変わるかもしれません。

 

何でもいいのでとりあえず、1日頑張ってみる。せっかく昨日頑張ったんだから今日も頑張ってみる。その積み重ねが、10年後の「とんでもないこと」につながるんですよ。

 

>前編はこちらから

 

プロフィール
VeLO/vetica
代表 鳥羽 直泰 (とば なおやす)

長野県出身。都内2店舗を経て渡英し、Vidal Sassoon Londonに入学。帰国後DADA CuBiCに参画。2003年原宿に「VeLO」、2009年「vetica」をオープン。2015年4月には拡張移転リニューアルを果たす。現在もサロンワークを中心に、撮影やセミナー講師など、幅広く精力的に活動している。

 

 

(取材・文/外山  武史  撮影/菊池 麻美)

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