小さな一歩が10年後の「とんでもないこと」につながる -VeLO 鳥羽直泰さんの習慣 後編-

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内田聡一郎氏をはじめとする個性派デザイナーが腕を振るう「VeLO」「vetica」のオーナーであり、現役の気鋭スタイリストでもある鳥羽直泰さんの習慣とは? クリエイティブ力アップに効くお話を、前・後編の2回に分けてご紹介。今回は後編です。

 

>前編はこちらから

 


 

カメラマンのテンションを下げる美容師の行動

 

僕は中学時代からカメラを持ち歩いていた写真好き。しかもそれを公言しているので、メーカーさんから「撮影についてレクチャーしてほしい」と依頼されるようになりました。とはいえ、僕はカメラの専門家ではなく、あくまで美容師。カメラの扱いとかライティングだけでなく、「カメラ越しの髪型の見え方」とか、「撮影中の美容師の動き方」などに重きを置いて教えています。

 

あるとき、仲のいいカメラマンさんに、こんなことを言われました。「美容師さんがさ、写真撮らせてくれないんだよ。モデルの髪型が崩れたからって、写真では写らないところばっかり直そうとしてさ」と。いい髪型を作ることは大事です。でも、撮影では、いい写真を撮ってもらうことも大事。だからこそ、レンズ越しの見え方を知っておくことはとても意味のあることだと思います。

 

 SnapCrab_NoName_2015-11-30_13-20-6_No-00photo by  Naoyasu Toba

 

 

今はホームページやSNSでヘアスタイルを発信することが簡単になりました。全部プロに任せたら大変だから、自分たちでクオリティが高いものを作るための勉強も必要ですよね。僕は美容師さんがそこに時間を割く価値がおおいにあると思います。美意識を高めるためにも役立つので、写真の世界は美容師さんが一度通り抜けていい場所だと思うんです。

 

>単純に楽しいからやるっていうだけでもいい

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