習慣の基盤は厨二病!? 境界線を消し、成長を積み重ねる思考と実践 ―Nu:v Ryutaroの習慣―

エナジーは分割投与。最後まで落とさないための自己管理術

 

 

スタイリストデビュー後は、「あえてお昼を食べない」という習慣が定着しました。もともとは単純に忙しさから食べる時間がなかったんですが、続けるうちにそのほうが自分のパフォーマンスを保てると感じるようになったんです。食事をすると集中力が途切れてしまうし、歯も磨かないといけないし、その後の切り替えにも時間がかかる。であれば、食べずにそのままサロンワークに集中したほうがいいと考えました。

 

美容の観点から、コーヒーや甘い飲み物も控えています。その代わりに取り入れているのが、リポビタンDを少量ずつ分けて飲む方法。1本を一気に飲むと一時的にテンションが上がりすぎてしまって、反動で疲れてしまうんですよね。営業中数回に分けて摂ることで、朝一番から最後のお客さままで安定したコンディションを保っています。空腹感はありますが、自分にとってはそれが一番調子のいい状態です。

 

 

もともと「〜しすぎる」という状態が得意じゃないんです。食べすぎる、飲みすぎる、疲れすぎる。そういった振れ幅をつくらず、一定のリズムで仕事も生活も回していく。その安定感こそが、自分にとって心地よく、結果的に長くパフォーマンスを発揮し続けるためのベースになっています。

 

 

厨二病、極まる。でもそれが“習慣力”の原点だった

 

 

思えば習慣化の基盤は中学の頃にありました。完全に厨二病なんですが(笑)、マンガの主人公に憧れて、「強くなりたい!」と思い、極端なトレーニングをしていたんです。

中学2年生の1年間、元旦から次の元旦までと期間を決めて、朝晩それぞれ10kmずつ走り、糖分やスナックなど「体に悪い」と思うものを一切口にしない生活を続けていました。誕生日ケーキも給食のデザートも、誰かから渡されるスポーツドリンクでさえも例外なく断つ。お年玉で腹筋マシンやダンベルを買って、毎日欠かさず筋トレもしていました。

 

今考えるとかなり極端すぎるなと思います。ただ、その経験で得たものは大きくて、体はボクシング選手のように仕上がり、体力も一気についた。そして何より、「決めたことをやり切る」という感覚が、自分の中に根付いたんです。

もともと負けず嫌いな性格で、「やる」と言ったのにできないことがとにかく嫌でした。人に言ったこと、自分で決めたことを守れない自分を受け入れられないんです。だからこそ、たとえハードなことであっても、一度決めたことをやり抜く習慣が備わった。その積み重ねが、今の継続力につながっているんだと思います。

 

 

高校時代に強く感じたのは、「スタートの差は簡単には埋まらない」という現実でした。高校から始めたサッカーでは、小学校、中学校から続けている人たちとの差を最後まで縮めきれなかった。勉強でも同じような悔しさを味わいました。

この経験から、“とにかく早く始めること”の重要性を強く意識するようになりました。

 

美容師になってからも、その感覚は変わっていません。アシスタント時代のカリキュラムは、誰よりも早く終わらせる。やり方を教わった瞬間に一気に練習し、最初の段階で差をつくる。その差は後からでは覆しにくいと、体感としてわかっているからです。

 

 

やるべきことを先に終わらせると、その後の時間の使い方が大きく変わります。作品撮りに時間を使うこともできるし、ファッションに向き合う余裕も生まれる。SNSの発信を磨くこともできる。つまり、自分にしか積み上げられない“プラスα”に時間を使えるようになるんです。

 

だからこそ、「みんながやること」は誰よりも早く終わらせる。これを繰り返していくことで、気づけば大きなアドバンテージになっていく。僕にとって習慣とは、その“有利な状態”を意図的につくり続けるための手段なんだと思います。

 

>“仕事=趣味”の10年を越えて。視野が広がった次の習慣

 

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