人生設計までクリエイティブ。幸せなサロン経営は、綿密な計画から始まる -December 北田ゆうすけの習慣 前編-

必ず最優先事項から予定を埋める

 

 

予定を決めるときは、サロンと自分にとって重要なことから決めていきます。「未来を考える時間」もそうだし、「スタッフの成長に関わるイベント」も優先順位が高いです。具体的には、「ジュニアスタイリストからスタイリストに至るまでに、メディア露出の機会をつくってあげる」とかですね。

 

サロンの魅力を高める上では、メーカーやディーラーさん、編集者など外部のステークホルダーのみなさんとの連携もとても大切です。IT企業のような畑違いの会社の人とも付き合いがあるし、新進気鋭のサロンとの交流もあります。こういうところからイノベーションが生まれるかもしれないからです。

 

 

そして、家族の予定も優先しています。というのも僕が、長い時間を使って仕事に打ち込むことができるのは、家族の支えがあるから。授業参観や運動会など、子どもの行事には全て参加しています。「美容師としては素晴らしいのに、人間的にはどうなんだろう」という生活の人も見てきたこともあり、僕は家庭も仕事も同じように大切にすることを決めました。

 

大切な予定を埋めていくと、どうしてもサロンワークの時間が、独立前よりも減っています。でも、時間が限られているからこそ、濃密な時間にしたい。大切な予定ばかりでスケジュールが埋まっていることを、とても幸せに思います。

 

December 代表

北田ゆうすけ

大手有名サロンのクリエイティブディレクターや店舗代表などの要職を経て、2018年4月表参道に「December」、2020年10月に「laundry」(表参道)をオープンし、さらに2023年4月に「laundry」を拡張移転。ふんわりと柔らかく、ケアしやすいラフなスタイルが得意で、ヘアアレンジなどにも定評がある。日々のサロンワークのほか、数多くの女性誌、セミナー、ヘアショーなど、多岐に渡り活躍中の人気美容師。

 

 

(文/外山武史 撮影/菊池麻美)

 

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