キャリアアップにもなる繋ぎの仕事って?派遣も転職サポートも、自分の目標を叶えるために上手く使うのは“アリ”だと思う。〈La familia イッシキケンタさんの派遣&転職サポート体験記〉

 

作品集のようなクオリティの高いスタイルがアップされるInstagramが、業界内外で注目を集める表参道・La familia(ラファミリア)のイッシキケンタさん。

なんと(株)セイファートの美容師派遣サービスを使って働いていたという意外な経歴が。派遣美容師の経験を経て、どのように現在のポジションにまで至ったのか、当時の就職体験談をお話いただきました。エリアを変えて転職を考えている方や、どのサロンで働くべきか悩んでいる美容師さん必見の内容です。さらに、激戦を極めるSNSで成功を収めるためのポイントについてもお話を伺いました。

 


 

手荷物だけをもって、京都から東京行きの夜行バスに

 

 

僕は京都の田舎出身で、高校を卒業してからすぐ大阪の美容室で働き始めました。

そこで見習いとして働きながら通信の学校に通って、美容師免許を取ったんです。

その頃にサロンで業界誌を見て、掲載されているスタイル写真の完成度の高さに衝撃を受けました。同時に、作品を受け取る側ではなく、発信する側になりたいと強く思ったんです。

 

SNSが当たり前になった今とは違って、当時は自分から何かを発信するためにはやっぱり雑誌に出てなんぼの時代。「この世界に行くためには、早く東京に出ないと!」と気持ちは焦る一方でした。

 

その思いは働いていたお店のオーナーにも伝えていたので、国家資格を取ったタイミングで退職。その後一度だけ東京に行って急いで家を決めて、翌月には上京しました。新居に送った荷物はテレビと服だけ。からだ一つで夜行バスで上京したので、今思えば家出みたいに見えたかもしれませんね。

 

 

予想外の展開で派遣美容師に

 

 

決めていたのは、とにかく表参道の有名店で働きたい、ということだけでした。

就活の仕方もよくわかっていなかったので、憧れていたサロンに履歴書をもって飛び込みましたが、「中途は採っていない」と言われて惨敗したんです。あれ、思ってたのと違うな?って。

 

 

とりあえず仕事がなかったので、バイトをしないといけないと思って調べてたどり着いたのがセイファートの美容師派遣サービスでした。

 

カットなどの技術チェックを受けた結果、スタイリストで派遣の登録をして、東京郊外の高幡不動のサロンに1カ月契約で出勤が決まりました。派遣された先は、予約なしで飛び込みのお客さまを順番に施術するようなサロンでした。

低価格帯のサロンで、その分毎日多くのお客様がいらっしゃっていてとても忙しかったです。多い時には、1日30名程のお客様のカットをしたこともありました。

 

初日こそ不安もあったのですが、実際に働いてみたらすごく良いサロンだったので、就職先が決まるまでの3カ月間そこで働きましたね。

サロンにはベテランのスタッフさんばかりで、二十代が僕だけだったこともあり、とてもかわいがってもらったんですよ。

最後にはちょっとしたお別れパーティーまで開いていただいて、すごく良い思い出です。

 

>自由に働けたからこそ、本来の夢に進めた

 

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