現役美容師の泣ける話! 思わず母の日と父の日に「ありがとう」と言いたくなる、親子の感動エピソード集

仕事から逃れたくて実家へ。天国の母がかけてくれた言葉(25歳/男性)

 

まだアシスタントだったとき、仕事が辛すぎて、無断で休んで実家に帰ったことがありました。

 

絶対に怒られると思い、父が仕事中のタイミングを狙い、「今日帰るよ」などの連絡もせずに実家へ。母は驚いていましたが、特に何も言わずご飯を出してくれました。何とも言えない空気に耐えられなくなり、意を決して「母さん、おれ辞めるわ」と伝えたところ、母は、「あんたがやりきったと思うんならいいんじゃない?」と一言。その言葉で「自分はまだ、やりきってないな」と思い、すぐに職場に向かって正直に頭を下げ不問にしていただけました。

 

後から知ったのですが、僕が実家を出て職場に向かっていたとき、母は店長に電話し「今回は本当に申し訳ございませんでした。どうされるかは息子の目を見た上で決めていただけませんか?」と連絡をしてくれていたそうです。それを聞いたときは情けない気持ちでいっぱいになりました。

 

そのことを知ったのは昨年の母のお葬式のとき。あのときの母の言葉があって現在があるので、いつか天国で逢えたときに「やりきったよ!」と言えるよう、頑張ります。

 

 

母は強し! 私がデビュー最終試験を合格できた理由(27歳/女性)

 

私が勤めている美容室では、スタイリストデビュー前の最終試験として、自力で〇〇人を集客しカットできたら合格というものがありました。

 

営業前後や公休日を利用してお客さまハントをしたり、学生時代の友人にお願いしたりなどもしましたが、なかなか目標人数に届かず、焦りはつのるばかり。そんなとき、実家の母親から「元気?」と電話がありました。

 

現状を伝えると「なんでお母さんに言わないのよ!」と、自分だけでなくお友だちなども連れてお店にきてくれて、そのお陰で無事スタイリストになることができました!

 

一言で言うなら「母は強し」。反抗期が激しかった私は、決していい子ではなかったし、素直に親に甘えることができなかったのですが、この件を通してはじめて母にきちんと感謝を伝えることができました。

 

>限界を感じていたとき、父の偉大さを感じた出来事とは?

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