8年のアシスタント時代。先の見えない状況を乗り越え、遂に開花! ―Double肥沼未帆さんの働く理由

 

次世代のサロンリーダーを期待される若手スタリストに聞く「このサロンで働く理由」シリーズ。今回は2018年7月に「HEARTS/Double」と統合した「Double」で、新たなスタートを切った肥沼未帆(こいぬまみほ)さんの元にうかがいました。

 

高い技術を持った美容師になりたいと思い、HEARTS/Doubleへ入社し、8年間アシスタントを経験した肥沼さん。底ぬけに明るい笑顔の裏には、悔しさや劣等感と戦いながらも前を向いて歩んできた13年間がありました。

 


 

同級生が有名大学に進む中、ただ一人美容師を目指す。厳しい道をあえて選びHEARTS/Doubleへ

 

 

美容師になりたいと思ったのは、ファッションが好きだったからです。高校生のときは「みんなと違う服をきて、おしゃれに生きていきたい」と思っていました。憧れの美容師がいたわけではなく、ファッションに関わる仕事の中で手に職がつくのは美容師だと思い、美容師を目指すことにしたんです。通っていた高校は私立の進学校だったので、同級生が有名大学を受験する中、一人だけ美容専門学校に進みました。

 

山野美容専門学校に入学したのですが、同じ趣味の同級生がたくさんいて、とても新鮮な環境でした。当時は原宿ファッションの全盛期。同じ価値観を持った友だちと髪の色を緑にしたり、個性的なファッションを楽しんでいました。正直なところ、就職活動をするまでは業界誌で有名な美容室よりも、「CUTiE」や「Zipper」「FRUiTS」などにスナップされているモデルさんが通っているような美容室に興味があったんです。

 

ただ、もともと手に職をつけたいと思い美容師の道を選んだので、いざ自分がどんな美容師になりたいかを考えたときに「おしゃれな美容師」よりも「高い技術を持った上手い美容師」になりたいと思いました。それでHEARTS/Doubleを選んだんです。昔から負けず嫌いな性格で、1番になりたいという貪欲な精神はありましたし、有名大学に通っていた高校の同級生たちには負けたくなかった。「みんなより2年早く社会に出て、先に出世するんだ」という気持ちもありました。

 

当時のHEARTS/Doubleは、美容学生の中でも「技術を上げるための修練がかなり厳しい」とうわさがあったほど。だからこそ「このサロンで辞めずに腕を磨いたら、すごい美容師になれるんじゃないか」と思ったんです。

 

>8年間のアシスタント時代。長い足踏みの時間には、劣等感を味わうこともあった。

 

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