【メンズヘア界に女神降臨】キャバ嬢からサロンオーナーへと飛躍!想像を超える努力の果てに掴んだ石井沙季のキャリア実録

 

美容業界に、また才能あふれるサロンオーナーが爆誕! 26歳で都内一等地のサロンオーナーとなった石井沙季(いしいさき)さんは、メンズヘアに特化した美容師として人気も実力もお墨付き。趣味は美容。いま頭の中にあるのは、美容師の地位を底上げしてホワイトな労働環境をつくること。やんちゃな10代を経て、晴れて自身のサロンをオープンするまでのド根性人生について語ってもらいました!

 


 

友達に流されて入学した美容専門学校。最初の店は1カ月で退職

 

中学時代から夜中に家を抜け出したり、ピアスも開けまくって、親は学校によく呼び出されていました。将来やりたいこともなくて、高卒で働きたくなかったから友達に誘われて美容専門学校に入ったんです。お化粧が好きなので、ヘアメイクになれるなら行こ、みたいな感じで。実際に入学してみたら周りはみんな美容師を目指していて驚きました(笑)。


 

そんな私でしたけど、卒業する頃には美容に本気で打ち込んで、28歳までに自分のお店を出すことを考えていました。そのためにはどうしたらいいかを逆算で考えて、卒業後は渋谷のギャル系の人気ヘアサロンに入社したんです。でも、先輩は厳しいし、辛くてストレスで体調を壊して1カ月で辞めてしまって。そのときにもらった初任給が、いろいろ引かれて8万だったんですよ。美容師は全然稼げないなと思いましたね。

 

18歳からバイトでキャバ嬢をしていたので、美容室を辞めて、一度そっちの世界に戻ったんです。でも、親からは「髪を切れるようになるまで、あきらめるな」と言われていましたし、学費も出してもらっていたから申し訳なさもありました。それに私自身「美容師として絶対に売れてやる!」と意気込んで、実家を離れて東京に出てきたわけですし。1年ほどキャバ嬢でお金を貯めて、今度は大型店の美容室に入りました。


 

そしたら入社3日目で体が悲鳴をあげて、立てなくなったんです。マネージャーに「立てません」と言ったら、整体に連れて行ってくれて。「1カ月で辞めるだろ、お前は」と言われながらも(笑)、そこには結果的に2年いました。毎日30人くらいシャンプーをしていたんですけど、心を“無”にしてロボットのように働いていましたね。そうじゃないと、辛くて続かなかったからです。シャンプー禁止令が出るくらい手荒れもひどいし、美容師を辞めようと思ったときもありました。でも、キャバ嬢の時給と比べてしまう自分の甘さが嫌で、ボランティアだと思って働き続けました。

 

スタイリストデビュー目前になったときに、都心の一等地でサロンを経営している方からお声がけいただいたんです。そのお店は有名サロンで働いていたスタイリストの集まりで、アシスタントとして働くには覚悟が必要なサロンでした。でも、お店を出す夢は今のままだと叶わない、もっと技術を学んでお客さまを喜ばせられる美容師になりたいと思ったので、トップサロンへの転職を決意しました。

 

>先が見えると不安になる。常に成長したいから、挑戦したくなる

 

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