クビ寸前からsandで生まれ変わった元ギタリスト天川貴之 月売1533万達成の裏側とは?

 

数々のスター美容師を輩出するsand。今回紹介する天川貴之(あまかわたかゆき)さんもその一人です。美容師としてのスタートはアシスタントとしてあまりやる気のない状態だったという天川さん。紆余曲折を経て昨年末、なんと月売り上げ 1533 万 5760 円を達成するまでに! その舞台裏に迫りました。彼が多くのお客さまから支持される理由や、美容師としての在り方についても探っていきます。

 


 

ミュージシャンから美容師へ。異色な転身物語

 

 

もともと僕は美容師ではなくミュージシャン志望でした。2つのバンドに所属して、ライブハウスにお客さんを集めて演奏したりしていたんですよ。結構、熱いロックをやるバンドだったんですけれど、上京して音楽活動をしていた 20 歳のときにバンドが解散してしまいまして…。

 

そんなときに、美容師をしていた母に相談したところ「美容師をしたら?」と勧められたんです。自分としても潮時かなと感じたので、音楽活動と並行して通っていた大学も辞めて、早稲田美容専門学校の通信科に入りました。美容師として経験を積みながら、免許を取ろうと思ったんです。

 

 

当時は、家が近い所がよかったので、地域密着型の美容室にお世話になりました。「ギターの練習をしたいから休憩時間をください」「お店のBGMとして演奏させてください」など、むちゃくちゃなことを言って、オーナーに叱られたこともありました。それでも雇ってくれたことに感謝しかありません。

 

生活ができるお金がほしいという理由で働きだしたので、モチベーションも低く全く優秀ではありませんでした。

 

クビ寸前!美容師としての壁にぶち当たる

 

 

最初に勤めたサロンは地域密着型サロンだったので新規入客が難しく、当時はInstagramで集客することもできなかったため、ほどなくして集客力のあるサロンに転職しました。そこは、IT企業の美容部門のような感じのところだったので、マーケティングが得意だったんですね。なので、そこでたくさんのお客さまに入らせてもらうことができました。

 

でも実力が追いついていないからリピートの獲得もできず、売上もつくれないし、技術面でも接客面でも壁にぶち当たっていました。その上、練習していないスタッフを見るとイラッとして指摘してしまっていたから、人間関係もうまくいかない。もう目も当てられないですよね。

 

結局、スタッフにあまり好かれずクビ寸前くらいになってしまったんです。そこで、本当にたくさんの人に叱られて助言ももらいました。それがなければ今美容師を続けていられなかったかもしれません。

 

 

その後、sandで働いていた巣山竜一君(現在銀座店店長)と出会ったんです。当時彼はアシスタントだったんですが、誰よりも仕事に燃えていて、すごく楽しそうでした。そして、sandやそのスタッフがいかに熱く魅力的かということを語ってくれました。

 

それを聞いて、自分も巣山のように輝けるようになりたいと思ったんです。それが、sandに入るきっかけになりました。

 

>2022年12月、総売上1533万5760円を達成

 

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