誰を超えるとか、日本一とか、そういうのに興味がない ~U29次世代美容師 AKROS 砂川勇斗さん~

美容師になり遅刻魔が練習狂いに生まれ変わる

 

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高校くらいから雑誌などにもよく出ていたAKROSの近藤さんに髪を切ってもらっていて、学校を卒業したら自分も近藤さんのもとで働きたいと考えていました。でも、そのころAKROSは新卒を採用していなかったのでそれも叶わず…。欠員が出たら補充するという話は聞いていたので、近藤さんに履歴書だけ受け取ってもらい、千葉にある別のサロンで働くことになりました。

 

入社の決め手は、サイドシャンプーで忙しいお店だったこと。申し訳ない話なんですけど、AKROSに似ている環境で力をつけたかったんです。

 

美容師になってからは、とにかく仕事に没頭していて、休みの日もお店を開けてもらって練習しまくっていました。先輩の分の朝ごはんを準備して、朝6時半にはサロンで自主練。そのあと7時半くらいに先輩から指導してもらっていました。できるだけ早く仕事を覚えたかったんです。

 

最初に勤めたサロンは本当にいい人ばっかりで、恵まれていたなぁって思います。それでも結局8か月で辞めたのは、そのままスタイリストになってしまいそうだったから。AKROSに入りたいという気持ちを持ったままそこで働くのは失礼だと思ったんです。店長に正直な気持ちを明かしたら、「AKROSに受かるまでここにいていい」と言われたんですが、余計に申し訳ないと感じたので、退社しました。

 

でも、その時点でAKROSに入れると決まっていたわけではないので、退社後は無職です。辞めるまでサロンで働き詰めだったし、せっかくなので人と会わない仕事も経験したいと思って、ZOZOTOWNの倉庫で働いたこともありました。

 

目標を見失い「クズな生活」をしていた時期も…

 

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そのころの働きぶりはあんまりよくなかったと思うし、上下スウェット姿で髪の毛も伸ばしっぱなし。ある日、風呂場の鏡で自分の姿を見て「俺、AKROS入るって言ってやめたのに何してるんだ…」と思ったことが忘れられないです。2週間くらいニートの期間もあったし、ほかにも、ここでは話せないくらいクズな生活をしていました。

 

なんとかしなきゃと思って、新宿のヘアセットサロンに転職。AKROSに入るまでに何か武器となるものがほしかったので、ヘアセットを学びたいと思ったんです。できるだけ短期間で腕をあげたかったから、忙しいお店で働きたいと考えていて、「忙しいのは新宿でしょ」という理由で選びました(笑)。深夜0時からの勤務で昼夜逆転しましたけど、忙しい環境で働けたのはよかったし、スジ盛りとかいろんなヘアセットをした経験は今も生きています。「練習狂い」と言われるほど、練習させてもらえたのもありがたかったですね。

 

そんな感じで忙しく過ごしているときに、AKROSの近藤さんから欠員が出たという連絡をもらい、やっとAKROSに入ることができました。このときはホントうれしかったです。

 

入社後は、尊敬していた近藤さんのアシスタントにつかせてもらいました。同じく近藤さんのアシスタントをしていた1年先輩の松本拓馬さんもすぐそばにいる、めっちゃいい環境でしたね。

 

あこがれの人のもとで働けるだけでも幸せだし、毎日が楽しかったです。僕は美容師から離れていた時期があったからこそ、仕事を本当に楽しいと思えたのかもしれません。

 

>自由にやっていいから青山店を有名にしろ

 

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