やりたいと思ったことに素直に向かってみる〜LOAVE AOYAMA一色さおりさんの自分自身の育て方

30歳で美容師に復帰

 

 

ネイルの世界でもいろいろ学び、経験することができ、もともとトータルビューティーに憧れていたこともあり、30歳を過ぎたとき、もう一度美容師として働きたいと思いました。年齢的に美容室に就職できるのは最後のチャンスだと思って、就職活動を始めました。「LOAVE」で働きたいと思ったのは、オープニングスタッフがもともと働いていた美容室の先輩方で、皆さんがつくるスタイルがすごく好きだったからです。

 

入社当初はアシスタントからのスタートで、いろいろな面で一から叩き直していただきました。シャンプーからはじめて、カットレッスンを受け、カットチェックに合格してデビューするまで、1年かかりました。

 

私は、一旦築き上げたものを全部捨て、ゼロの状態から再スタートする感覚が、新鮮に感じられて好きです。だから素直に、アシスタントとしての仕事を楽しむことができたのだと思います。

 

でもときには、自分よりも年下の人たちの中で働くことに、多少もどかしさを感じることも。そんなときは、美容師に復帰できたことに感謝し、自分のやりたいこと、好きなことに向かって前進しているのだ、ということを再確認するようにして乗り越えました。

 

流行よりも自分がすてきだと思うものを発信したい

 

 

仕事では、常に感覚や技術力を磨き続けることを大切にしています。私は、流行しているものより、自分がすてきだなと思うものをつくりたい一心でやっています。

 

目に映るもの触れるものすべてを、「女性を美しくする」という視点で捉えてしまいますが、感性を磨くためには、スポンジのようにいろいろなものを吸収できるような精神状態でいることも大切です。

 

感性を磨く一方で、それを形にするための技術を身につけるのに、自分自身を追い込む時間も必要です。感性ばかりでも技術ばかりでもだめで、この2つのバランスをうまくコントロールできるようになると、いいものが生み出せるようになるのではないかと思っています。

 

>人のために時間を使える心の余裕が出てきた

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