あなたはどっち? 「寄り添い型」と「引っ張り型」 20代〜30代のリーダー論 GARDEN 河野悌己さん×久分祐太郎さん

 

20代から30代。自ら成長する傍ら、人を育て、教えるのって難しいですよね。スタッフもサロンも止まることなく成長しているGARDENでは、一体どんなスタッフ教育が行なわれているのでしょう。ブランド全体を牽引する河野悌己(こうのよしき)さんと、自チームから期待の若手を度々創出している久分祐太郎(ひさわけゆうたろう)さんに、それぞれの教育ノウハウを聞きました。ニューヨークを含め14店舗を展開するGARDEN groupでの、1対1の教育と、サロン全体を引っ張る教育の“今”がわかります!

 


 

—現在おふたりはそれぞれどのような立場でスタッフ教育に携わっていますか?

 

河野:久分はGARDEN Tokyoの店長で、僕はGARDENグループ全体を見る立場にいます。教育に関していえば、久分は店舗内のアシスタント教育に関わることが多く、僕はスタイリスト、特に各店の代表と関わることが多いですね。サロン全体のモチベーターのようなポジションにいます。

 

久分:僕は店全体のリーダーとしての関わりと、自分のチームのアシスタントを育てるという、主に2つの立場から教育に携わっています。直属のアシスタントを時間をかけて育てるという点は割と得意だし、好きなのですが、店長としてスタッフみんなを引っ張るという点については、今まさに勉強中。河野に教えてもらっている最中です。

 

河野:彼はチームにおけるスタッフ教育と、技術教育が本当に上手。根っからの面倒見のよさもあるし、今の若い子たちのことがよくわかっているなと感じています。

 

—久分さんは、河野さんが今の久分さんの立場だった頃にアシスタントだったと思うのですが、当時と今ではアシスタント教育の仕方はかなり変わりましたか?

 

河野:久分はちょうど僕が店舗を任されて「これからやっていくぞ!」と、燃えている頃に入ってきたんだよね? 

 

久分:その頃、河野は25歳くらいで、リアルに怖い先輩でした。当時の教育は1を教えてもらって、10を目指して頑張るという感じ。10にたどり着くまで何回も叱られるけど、答えは教えてもらえなくて、自分で考え試行錯誤しながら成長していきました。でも今は時代性もあって、同じやり方では後輩に伝わらなくなっている部分があると感じています。だからアプローチの仕方は自分が教えてもらっていた頃からかなり変わったと思います。

 

 

時間と手間をかけて1人ひとりを育てていく

-久分さんの、小規模チームに寄り添う教育法-

 

 

 

—久分さんのチーム教育は、具体的にどのような方法をとっているのでしょうか。

 

久分:まず目標を共有するところから始めます。例えばいつまでに技術のチェックを終えるとか、指名を何人とるとか、将来どんな仕事がしたいか、とか。近い目標から将来的なビジョンまで話を聞いて、一緒に目標を考え、そのために何をしたらよいのかを決めていくようにしています。

 

—1人ひとりと時間をかけて話していく?

 

久分:頑張る気持ちを引き出すにはきっかけが大切ですから、時間をかけて話しますね。進み始めてからも、どこまで進んでいるか、どのくらい成長したか、というような確認は折に触れて聞き出すようにしています。

 

—厳しく叱ることもありますか?

 

久分:ありますよ。ただ本人が興味のないことに関しては、ほとんど叱らないです。目標に関することや、本人が伸ばしたいと思っている部分に関しては、手を抜いているのが見えたら絶対に叱ります。その代わりその部分に関しては、僕も一生懸命教えます。そうすると本人のモチベーションも上がっていくし、自然と僕の仕事を手伝いたい、という気持ちも高まっていくんですよね。僕の数字も上がってチームとしての相乗効果が生まれ始める。そうすると仕事も楽しくなっていきます。

 

—「チームで」という意識が生まれるんですね。目標を話し合ったり、叱ったりというのは、どういうタイミングで行っていますか?

 

久分:僕の場合は飲みに行って、ということが多いです。口下手なので、お酒が入ったほうが熱く語れるんですよね(笑)。あとサロンワーク中はマイナスな空気をつくりたくないので、叱らないようにしています。終わってから「ちょっと飲みに行こうか」という感じです。ちなみに僕は後輩と飲みに行ったら、必ず横に並んで座るようにしているんですよ。

 

—それも教育的なこだわりですか?

 

久分:先輩と後輩ではあるけれど、チームの一員として同じ方向を向いていたいという気持ちからです。向い合うとお説教という雰囲気が強くなってしまうし、同じ目線にはなれないですからね。こういうちょっとしたことでも、後輩の気持ちを変えていけると思っています。

 

>河野さんが伝える、大人数を引っ張る教育法

 

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