#♡♡♡♡♡♡♡でTOPにでてきた人vol.18 #縮毛矯正 i+toe千葉 雄平さん

 

今やSNSは美容師にとって欠かせないツールです。スタイルを発信して集客につなげるのはもちろん、お客さまとのコミュニケーションに使ったり、サロンワークの記録用だったり。使い方や発信の理由はさまざま。溢れるポストの中、#(ハッシュタグ)でスタイル名や技術名がアピールされているのは見る方にも大切な指針になります。そこで、Instagramで#♡♡♡♡♡♡♡(スタイル・技術名)で検索した際に、そのときの人気TOPに上がってきたスタイル写真の美容師さんにそのスタイル・技術についてのこだわりや、SNSの使い方などについて伺います。

第18回は#縮毛矯正。#縮毛矯正でTOPにあがってきたのはi+toeの代表・千葉雄平さんでした。

千葉さんといえば、ヘアケアに注力しながら作り上げるスタイルだけでなく、オウンドメディアやSNSを通じて紡ぐ言葉が支持を集めている美容師さん。ヘアスタイル作りのこだわりやSNSの取り組み方について伺いました。

 


 

良い技術には薬剤を知り抜くことから! 酸性の薬剤にこだわり有りの縮毛矯正

 

 

――千葉さんは、「最高のヘアデザインは最高のヘアケアから」というテーマを掲げていらっしゃる美容師さんですが、今回、InstagramでTOPにあがってきた#縮毛矯正もその一環になりますか?

 

そうですね。すべての技術に力を入れていますが、その根底にあるのは、髪を傷めないという考え方になります。

 

――縮毛矯正は難しい技術と言われることが多いですが、千葉さんのこだわりはどんなところにありますか?

 

良い技術を提供するには薬剤を知ることは大前提なので、薬剤の選定に徹底的にこだわっています。メーカーさんやディーラーさんに「こういう薬が欲しい」というのを細かくリクエストして、出てきたものを精査する。僕の場合、よくあるアルカリ性の薬剤ではなく、酸性のものを求めていたのですが、これが少ないんです。自分が求めている薬剤までたどり着くのが一番大変でした。

酸性の薬剤はダメージを減らせますが、コントロールが難しい。通常だったら180〜200℃の高温のアイロンを使い施術しますが、僕の場合はダメージを防ぐために艶の出方や水分の飛び方を見ながら160℃以下で伸ばしていきます。(癖の強さにもよりますが、)これが技術として難しい部分ですね。

 

でも、実は、縮毛矯正に特化しているわけではないんです。実際縮毛矯正は顧客のかたが定期的にいらっしゃることが多くて、新規のお客さまというのはあまりいらっしゃらないんですよ。

 

驚異の保存数になったポスト #で自身のできるスタイル、技術が伝わるようにしている

 

――そうなんですか! 

 

今は、何か一つ特化しているものを持っている美容師が強いとよく言われますが、僕はそうではなくて、なんでもできる美容師でいたいんです。例えば、インナーカラーが得意な美容師にインナーカラーをしてもらっていた人がショートにしたくなったら、ショートが得意な美容師を探しますよね。僕は、お客さまとは一生付き合っていきたいので、全部の技術が得意でありたい。もちろん、得意なことはSNSなどを通じてアピールすればいいと思いますが、その中の2割くらい他のスタイルも載せておくと「これもできるんだ、じゃあお願いしようかな」と、長い付き合いになっていくと思うんです。

 

 

>「好きな写真」だけを上げているから、何がバズるかはわからない

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