パリジェンヌへの憧れが全てのはじまりだった #フレンチボブBEAUTRIUM上地未夢さん#♡♡♡♡♡♡♡でTOPにでてきた人
パリジェンヌヘアは映画で生まれ、トレンドはSNSで更新する

―パリの女性のようなスタイルを作るために参考にしているものはありますか?
写真集や、洋書も見ますが、映画を参考にすることが一番多いですね。昔から両親が家で毎日何かしら映画を観ていたんです。夜は必ず映画が流れていたので、私も子供の頃から映画を観るのが好きでした。写真もいいですけど、映像で見るヘアスタイルってすごく参考になるんですよね。どの角度でどんなふうに見えるかとか、このスタイルは動いたときが色っぽいなとか。お客さまのヘアに落とし込む時にも、その後の生活を想像しやすいんです。
SNS等で海外インフルエンサーの方のヘアもめちゃくちゃ見ています。もともとSNSを見るのは好きですし、映画だけだとトレンドが入ってこないのでそこはSNSで補います。学生の頃から雑誌がすごく好きで、好きなファッションやヘアの写真を切り抜いてスクラップしていました。同じようにインスタでもスタイルごとに分けて保存しています。自分が何が好きか、今何にときめくかを整理しておくとお客さまへの提案もしやすいですし、作るスタイルの幅も広がるんです。

―最近オーダーが多いスタイルは?
昨年の夏からレイヤーのオーダーがすごく多かったのですが、最近はそこからミディアムぐらいにする方が増えています。レイヤーは入れるんですが、入れすぎない、より重さのあるスタイルに変わって来ています。
数字より共感で繋がるのが強いSNS運用

―SNSについても伺いたいのですが、投稿はお客さまスタイルがメインでしょうか?
スタイルは全てお客さまで、サロンワークの延長で撮影し、投稿しています。最初の頃はモデルで撮影していたのですが、スタイリングだけをして撮った写真を投稿していると、自分のカットでないことがすごく違和感で。あとは作品撮りをするぞという気持ちで撮ると、どうしてもちょっとキメすぎてる感じがあるんですよね。お客さまにヘアカタログとして見てもらうことを目的に、リアルなお客さまスタイルに絞りました。
―お客さまを撮影する際のポイントは?
お客さまを撮影する際は、正面ではなく、やや横からの角度で、鼻筋と頬のラインがきれいに見えるバランスを意識しています。あとは、おでこから後頭部にかけての奥行きが長く見えるポジションを探ることで、より外国人のような立体感が出るんです。
光については、映画のような落ち着いたトーンをイメージしています。スタイル写真は明るくシャープなライティングが多いですが、あえて少し暗めに抑え、静けさや余白を感じるような質感に仕上げるのがこだわりです。

―ご自身の美容やファッション、出掛けた先などの投稿もありますね。その理由は?
自分の世界観に共感してくださる方が来てくれるといいなと思っているので、人となりを伝えられた方がいいなと。それに、ヘアスタイルを気に入っていただけたとしても、どんな美容師かわからないと来店しづらいこともあると思うんですよね。だから私ってこうです!というのを先に表明しようかと(笑)。
―2.5万のフォロワーさんがいらっしゃいますがどのように増えたのでしょうか?
最初は、SNS運用の本を何冊も読んで、そこに書いてあることを一通り試しました。3カ月で何人フォロワーを増やす、というように目標を決めて、毎日投稿の時間も夜20時から21時に固定して。あとは1日500件くらい「いいね」をしたり、自分の好きなテイストの投稿をしている人のアカウントを回ってリアクションしたり。ハッシュタグも毎回手打ちで変えて、できることは全部やっていました。
そうやって2000人くらいまで増えた頃に、新規のお客さまが月に20〜30人来るようになって。「このフォロワー数でもこれだけ来ていただけるなら、数を追わなくてもいいのかもしれない」と思ったんです。そこからは本で学んだやり方を一度やめて、自分の好きな方向に切り替えました。

そのタイミングで、カットの動画のリールが一度大きく拡散されて、一気に2万人まで増えました。そこが一つの転機だったと思います。
ただフォロワー数そのものよりも、どれだけ自分のスタイルに共感してくださるかのほうが大きいと感じています。実際、フォロワーが2000人の時点でもしっかり来店につながっていたので、数字以上に“質”が大事なんだなと思いました。