「僕は美容師です」#クボメイクの久保雄司が次に向かうところとは?

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 #クボメイク で一世風靡した久保 雄司さんが2017年4月に新しいサロン、「SIX」をオープンさせました。ヘアメイクとして順風満帆な中でのサロンオープン。独立を決めた裏側にあったのは「美容師」としての久保さんの想いからでした。 今後の目標や、Instagramの爆発ヒットの裏側もお伺いしてきました。


 

サラリーマン的美容師からのターニングポイントとは


-早速ですが、雑誌で見ない月はないくらい、ヘアメイクのお仕事が順調な久保さんがなぜこのタイミングでご自身のサロン「SIX」をオープンさせたんですか?

美容師になった頃から、「いずれは自分のお店を出したい」と思っていたんですよ。ですが自分のお店を出す前に思いっきりデザインをやりたいと思って、この2~3年は自分のことやデザインに集中していました。でもある日ふと気がついたのは、いろんな人の協力があって仕事をしてきたんだな、って。 ヘアメイクももちろんたくさんの方の支えはありますが、自分単体で完結することが多く、チームで仕事したいなぁ。と思っていた一昨年の秋くらいから、独立の話がトントン拍子で進んでいったんです。

-もともとヘアメイク志望というわけではなかったんですね。

独立はしたいと思っていたので、絶対にヘアメイク志望! ではなかったんです。最初は都内の有名店で働いていたんですが、そのときは全然撮影をしたこともなかったです。

-今のご活躍からはにわかに信じがたいのですが……

当時はサラリーマンみたいな働き方をしていました。出勤して、予約のお客さまを施術して帰る日々でした。

-そこからなぜヘアメイクを?

今みたいなヘアメイクをするようになるまで、ターニングポイントがいくつかあるんです。
一つ目はカメラ、作品撮りをはじめたタイミングですね。
まず僕は、好きなスタイルがないんですね。ないというかなんでも好きなんです。ナチュラル系もフェミニン系もモード系も。あえて好きなスタイルを作らないスタンスを取っていて。その時々に合わせてスタイルを変えられるようにしています。

-それはなぜ?

人間どうしても飽きがきてしまいますよね。もし好きなスタイルに飽きてしまったとき、方向転換がものすごく大変だと思うんです。 だから、地に足がついていないかもしれないですが、ふわふわ~といろんなスタイルに興味がある方が性に合っているんですよね。

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その代わり、僕はお客さん、モデルさんに今の気分をヒアリングするんです。 当時は小悪魔っぽいフェミニンだけどちょっとセクシーな雰囲気がブームだったんですね。もう少し突っ込んで、「今のかわいいって何?」って聞いたら、写真で盛れる、盛れた雰囲気がかわいいって口を揃えて言うんです。 じゃあこれからは写真の時代がきそうだと思って、カメラと作品撮りの勉強をしはじめたんです。そこでカメラとヘアメイクをまとめた、KUBO Collection (#クボコレ)という活動をはじめました。 おそらく美容師が真面目にカメラやレタッチ、作品撮りに取り組んだ先駆けだったので、そこからカメラセミナーに呼ばれるようになりました。4~5年前はカメラセミナーで全国各地を回ってましたね(笑)

>久保さんといえばインスタ! インスタでの爆発ヒットの理由とは

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