街の美容室vol.21 恵比寿 BEKKU hair salon別宮聖一さん
−恵比寿で美容室を経営していくための心構えはありますか？
恵比寿だから、ということではなく、どんな場所であっても同じことですが、大切なのは、お客さまに「また、きたい」と思っていただける環境づくりにつきます。そのためには「いい空気」をつくること。スタッフみんなで「いい空気をつくろう」という共通認識をもつことが大事です。
それには、スタッフが仕事を楽しめる環境づくりが第一です。「忙しかったけれど、今日もがんばって仕事をして、楽しかった！」と思える毎日を積み重ねていけるような環境…それを整えることが、経営者としての役割だと思っています。
休日をしっかりとれるようにすることや、気持ちよく働ける空間づくり、上下関係の風通しを良くすること、経営者を含むスタイリストも手が空いていればシャンプーをするなどして、アシスタントの練習時間をつくるのに協力するなども、しなければならないことだと思っています。
アシスタントがスタイリストになるタイミングでフロア数を増やし、今年の１月には、ここから歩いて行ける場所に、２店舗目（広尾店）をオープンしました。今後も、スタッフの成長に合わせて活躍の場を広げていきたいと思っています。
- プロフィール
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BEKKU hair salon（ベック ヘアサロン）
代表・スタイリスト
別宮聖一（べっく せいいち）
奈良県出身。高津理容美容専門学校卒業。BEAUTRIUM入社後、表参道店に10年、ペニンシュラ店に副店長として２年勤務。その後、独立し、2010年3月に東京・恵比寿にBEKKU hair salonをオープン。2019年１月には２店舗目となる広尾店をオープン。「お客さまのためにできること」をモットーにスタイリストとして活躍。若手の育成にも力を入れている。
（文／揚石圭子 撮影／泉山美代子）
