『broocH』と提携した『HAIR』が目指すもの。IT化でこれからのサロンはどう変わる?

 

これからのサロン経営に必要な「2つのIT化」

 

これからのサロン経営において、IT化は2つの方向で求められています。

 

一つは、経営者がサロンの状況をデータでモニタリングできること。経営者がデータでモニタリングできるようになると、経営状況を把握したり、より細かく指標を設定したりすることができるようになります。先ほどお話ししたような効率的な採用にもつながりますね。美容業界で一番必要なものは、集客、人員、そして経営管理の3つだと思っています。その経営管理をIT化によって強化することは、先行きの見えないこの時代に重要なことだと感じています。

 

そしてもう一つが、スタイリストがSNSなどを通じて発信する力をつけることです。今はSNSなどオンラインツールを使ってお客さまとコミュニケーションをとるのが当たり前の時代。さらに、オンラインとオフラインの境目はどんどんなくなってきています。時代の流れをしっかりと把握し対応していかないと、これからのサロンは厳しくなっていくのではないでしょうか。

 

そのためには、スタイリストがInstagramやLINE、あるいは「HAIR」のようなメディアを使ってオンラインで発信していくことが必要不可欠です。

 

webメディア「HAIR」

 

フォロワーが多いだけではダメ? 実は効率よくSNSを運用できていない美容師は多い

 

SNSの発信の重要性を感じている美容師は増えてきており、すでにアカウントを持っている人も多いと思います。その一方で、ユーザーがちゃんと集まって、予約につながっている人は多くありません。

 

たとえば、SNSのフォロワーがたくさんいればいいというものでもないんです。フォロワー数が2〜3,000人でも毎月100人が予約をしてくれる人もいれば、数万人のフォロワーがいるのになかなか予約につながらない人もいる。効率よく発信し、予約やリピートをしたくなるような世界観を作っていくことが大切だと思います。

 

だけど、それを上手に把握して運用するのは、SNSについてよく知ってコツをつかまなければ難しいものです。個人でそのノウハウやナレッジ開発を求めるのではなく『HAIR』の組織力でノウハウやナレッジ開発を実行し関わるスタイリストの方々にノウハウを還元していければと思っています。また、オンラインツールを使った集客はSNSやメディア以外にもあるでしょう。その可能性は、これからも考え続けていきたいです。

 

>withコロナ時代に生き残るサロンとは

 

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