美容師個人がオウンドメディアを持つこと

2017.11.17



美容師がサロンの名前ではなく、個人でオウンドメディアを持つことが当たり前になってきたこのご時世。メディアを開設しようと考えている人も多いのでは? しかし、記事のネタや毎日の更新に不安を感じて躊躇している人も多いはず。そこで、個人のメディアを持ち、毎日記事をアップしているZACCの和田昌一さんにネタを書く上で気をつけること、また日々のモチベーションの保ち方をお伺いしました。

 


 

 

Q.オウンドメディアをはじめるきっかけは?

 

A.もともと、アメーバブログでお客さまへ向けてスタイリングのワンポイントテクや、僕の日常のささいなことを発信していましたが、もう少し見やすくしたいと思っていた頃に、アメーバオウンドのサービスが開始しました。

話題になっていたことと、自分のメディアを持ちたいと思っていたので、1年半くらい前からはじめました。

 

Q.なぜワンポイントテクニックを発信していたの?

 

A.施術後にお客さまにご自分でやっていただきたいテクニックをお伝えしていますが、人間どうしても聞いたことは忘れてしまうんです。

いち個人へ向けて、また施術後に話したことの補足としてブログを書いていました。お客さまには喜ばれますし、ブログのネタにもなるので、今でも続けています。

 

Q.毎日更新するモチベーションを保つ秘訣は?

 

A.正直、毎日更新はとても大変……。ですが、

・PVの結果を出したい

・お客さまに忘れられないようにするため

この2点に尽きると思います。

 

まず、毎日更新すると決めたら最低半年は頑張って続けると決めれば、次第にルーティーン化します。ネタがない、とはよく聞きますが、ネタはどこにでも転がっています。ネタがなければ“眠い”や“ブログ書くことがない”といった内容で1記事書いちゃえばいいんです。

毎日書き続けていれば少なくとも読んでくれる人がだんだん増えてきます。そうすればモチベーションも自然と上がっていきますよ。

 

QJナビ取材の前にも、取材があることについてブログをアップ!

 

Q.日常のことばかりではユーザーは離れていかない?

 

A.日常のこと、プライベートのことはお客さまや見ていただいている人に親近感を持っていただけます。また、僕という存在を忘れられないようにするためという意図もあります。

 

ただ、僕のメディアは9割くらい日常ネタですが、時々モデルさんをオファーして、3~4時間くらいかけてボリュームのあるお悩み記事やヘアトレンド記事を執筆することもあります。毎日それでは時間がかかり過ぎてしまい、毎日ブログを更新することが難しくなってしまいます。

 

 

僕は毎日記事を更新することに重きを置いているし、無理をしては続かなくなってしまうので、頑張れる人は週1回、無理のない範囲で月1回程度、ボリューム感のある記事を執筆すれば、美容師のオウンドメディアとして確立できますし、ボリュームのある記事はSEO対策(※)になるので、新規ユーザーの流入も期待できます。

メディアにメリハリを持たせることも飽きさせない大事な要素だと思います。

 

※文中やタイトルにネット検索でよく使われそうなキーワードを散りばめると、類似した単語が検索されたときに、コンテンツが検索結果の上位に表示される。こうした仕組みを理解して、検索流入を増加させるテクニックのこと

 

 

Q.PVの結果の現状は?

 

目標としているPVには到達していないのが現状です。

しかし、開始当初は微々たる数字でしたが、そこから比べると3倍は伸びました。先ほども回答させていただいた、SEO対策に効くボリューム感のある記事が貯まってきていることも影響しているのだと思います。

 

また、インフルエンサーさんにタグ付けをしてもらい30倍も伸びた日もありました。そういったときにはすぐに関連記事を作成すると、伸びたPVが何日も持続するということがわかりました。実際にやってみて良かったテクニックは今後も継続して更新し、目標はZACCのホームページのPVを抜くことです!

 

 

 

美容師個人でオウンドメディアを立ち上げること、それは継続させる気持ちが何よりも大切かもしれません。文中にも触れたとおり、メディアの更新はルーティーン、とにかく日常にすることと和田さんは力強くお話されていました。

 

ただし、もし会社を所属しながらも、個人のメディアを立ち上げる場合は一度会社には話したほうがいいと和田さんは言います。今は、社員の言動が原因でネットが炎上すると、簡単にお店が潰れてしまう時代。会社からの許可を得てから活動したほうが未然にトラブルを防ぎやすくなるそう。

オウンドメディアの立ち上げを考えている方、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

プロフィール
ZACC スタイリスト和田昌一

中部美容専門学校一宮校を卒業。カットが得意で柔らかで透明感のあるスタイルに定評がある。サロンワークだけでなく、ヘアメイク、一般誌、業界誌、ヘアショー等多数経験。また最近では動画の撮影・編集にも力を入れている。

 

(取材・文・撮影/高橋 優璃)

  ライフマガジンの記事をもっと見る >>

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング