【Say.が表参道から福岡進出】2拠点美容師・吉田伊織&安富佳祐のもとに、九州全域から顧客が殺到！進化する福岡美容シーン
「ショート」と「ボブ」を求めて九州全域と山口県からお客さまが来店
—初日の予約状況はどうでした？
吉田：ありがたいことに満席でした。九州全域から来てくれたんですよ。「東京まで行こうと思っていたけど、福岡店ができたから来ました」みたいな感じで。自分たちがお客さま目線にこだわって発信してきたことが、間違っていなかったんだなと感じましたね。
安富：鹿児島や宮崎の方が飛行機に乗って、日帰りで福岡へ来てくれるんですよ。山口県の人も多くて、新幹線で来てくれる人もいました。
吉田：東京のサロンは、必ず可愛くしてくれるというイメージが強いみたいですね。インスタを見たら可愛いショートが溢れているのに、カットしてくれる美容師さんが近所にいない、やってもらっても同じようにならない、という悩みを聞きました。だから感動してくれるし、困っている人たちの力になれるのは、僕らもやりがいを感じますよ。
安富：福岡は街を歩いている女性もミディアムの長さが多くて、カラーやエクステのおしゃれが多い印象。僕らが行くことで、ショートやボブの文化を作っていけたら嬉しいですね。
戸﨑：おかげさまで、福岡店の予約はずっといい感じに埋まっているんです。二人が大活躍してくれていますよ。客層も、10代から50代オーバーと幅広いですし。広いスペースの1席を使っている状態からのスタートなので、今だけの特別感もあるし、お客さまが一緒に応援してくれる雰囲気もあって。
吉田：ファンになって通い続けていただきたいので、「もっと良くなる」ということは力を入れて伝えていますね。長さがでてきたら、さらに理想のスタイルに近づく人もいますし、「もっと可愛くなりますよ」と毎回お話しています。
安富：まだ福岡店のスタッフは常駐していなくて、吉田と2週間ずつ交代で行っています。お客さまの都合で担当とスケジュールが合わない場合もありますけど、先日僕が福岡に行った期間に吉田のお客さまが予約を入れてくれて。それができるのも、うちの強みだと思うんですよ。表参道店もそうですけど、みんな技術に自信があるからどのスタイリストが入っても可愛くできるんです。
戸﨑：予約が取れないからといって、他のサロンに流れないようにしたいですから。それが、うちはうまく機能していると思っています。
出店がスタッフの成長を加速させる。人手が足りないくらいが丁度いい
—今後の展開について、少し教えてください。
戸﨑：まずは『Say.』の良さを九州でどんどん広めていきたいです。
吉田：今はアシスタントを東京から連れて行っていますけど、スタッフの採用も現地で進めていて。問い合わせも結構ありますし、同じモチベーションで頑張っていきたいという子たちと一緒に上がっていきたいなと思っています。
安富：現地に僕と吉田がいない時もあるので、そこをしっかり任せられる、信頼できる子が欲しいですね。
戸﨑：うちのスタイリストは全店舗で6人なので、2拠点が始まってから表参道の店舗にはスタイリストが2人ずつしかいない感じですけど、お店は少人数で回したほうが下の子の成長が早いんですよね。デビュー間近のアシスタントもいますし、活躍の場を与えていきたいので、今回はその準備としての出店でもあります。目先の利益だけを追うなら1店舗運営の方がいいんですけど、僕は人を育てたいので。
安富：居場所がないと感じて辞めるパターンも多いですからね。うちは今、「活躍できるなら福岡でもどこでも行きます！」という熱いアシスタントもいますし、人が足りない方が「自分がやらなきゃ」という気持ちにもなりますよね。
戸﨑：みんな伸び代しかないから、努力できるんですよ。僕らは新しく入ってくれた子には愛情をもって一生懸命教えるし、教えることで自分も成長できて、お店の成長にも繋がります。だから、うちは出店のスピードが早いでんです。これからもどんどん攻めますよ（笑）。
吉田：あと、福岡で戸﨑のカット技術が学べるというのは、福岡の美容レベルの底上げに繋がったりすると思うんです。そんな感じで業界に好影響を与えられることもできるのかなと思っているので、今後ますます楽しみですね。
安富：九州全域からお客さまが来られている状況なので、九州地方で２店舗目、３店舗目と出店できたらいいなと話しているんです。もし実現できたら、めちゃくちゃお客さまに喜んでもらえるはず。そのためにも、福岡店をもっと盛り上げていきます。
（文／織田みゆき photo／松林真幸）
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