天才からズル休みのチキン野郎に…美容師を辞めてからの逆転人生 COA GINZA青木 大地のコトダマ

「産休が明けてからここに復帰するのは厳しいです」

 

 

時は流れ、COA GINZAを立ち上げてからの話です。惜しみなく使った内装費などの投資を回収する目的もあって、僕と共同代表の小西は早朝から深夜まで働きまくっていました。サロン全体が賑わっていたし、みんなも頑張って働いてくれていたんですよね。銀座の一等地で成功を目指せる環境を与えられている喜びも感じていました。

 

でもあるとき、女性スタッフから「産休が明けてからここに復帰するのは厳しいです」と言われて、ふと我に返りました。この環境で仕事と育児の両立は、確かに難しいかもしれない。ただ、子どもが生まれたからサロンを辞めるとか、子どもが産まれたことがマイナスになるようなサロンにしたくない。そこで、自社開発の薬剤や商品のリリースを加速し、出勤しなくても売上が立つようにしました。

さらに、美容室史上初のCOAオリジナルクレジットカードを発行することで収益性を高めて社員と顧客さまに還元する仕組みをつくっています。

 

 

髪質改善にフォーカスしたCOA PLUS 千葉【コアプラス】を立ち上げたのも、産休明けのスタッフに、酸熱トリートメントなどの技術を身につけてもらい、高単価で無理なく働ける環境を用意したかったからです。無理なく働き続けて欲しいから、自動化できる機械を積極的に導入し、掃除などの仕事も効率化して、負担を減らしています。

 

「正論すぎて何も言い返せない。なんかムカつく」

 

 

僕は合理的な考え方が好きで、理屈っぽいところがあります。そのため、悪気はないけれど、正論を押し込んで論破してしまうことがあるんですよ。あるとき、共同代表の小西に「正論すぎて何も言い返せない。なんかムカつく」と言われて、かなり反省しました。

 

世の中、正論を押し通せばいいものではありません。それで上手くいくなら世界はみんな仲良くやっていけるはずです。いくら自分の考えが正しいと思っても、まず相手の言葉に耳を傾けて、想いに心を傾けるべきなんだなと思いました。今も心がけていることです。

 

僕は多くの先輩や同僚たちにたくさんのことを与えられてきました。今度は僕が後輩に与えられる人間になって、次の世代にバトンを渡せるようになりたいです。

 

プロフィール

青木 大地(あおき だいち)

COA代表/COA+シリーズ開発責任者

1989年9月9 日生まれ。香川県出身。国際文 化理容美容専門学校渋谷校卒業。

アシスタント時代から月150万を売り上げ、デビュー後は600万プレイヤーに。同 級生の小西恭平氏とともに銀 座の一等地に計170坪の大型店 COA を立ち上げる。銀座2店 舗、千葉駅1店舗展開。自社ブランドCOA PLUSは国内約130店舗、海外でも展開中。

@daichiaoki99coa

 

(文/外山 武史 撮影/菊池麻美)

 

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