“靴磨き=スキンケア” 顔が映るまでピカピカに磨く -資生堂 原田忠さんの習慣 後編-

靴磨きは儀式であり、スキンケアと同じ習慣化すべきもの

 

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僕にとって靴磨きは一種の儀式です。靴は自分の目から一番遠いところにあり、泥やほこりで汚れやすいもの。だからこそ、そこがキレイになっていると気分が全然違います。靴がピカピカだと気持ちもシャキッとするんですよね。

 

靴を磨くときは、軍手をして靴についている汚れを取ります。豚毛のブラシで細かいところの汚れをかき出し、中性クリーナーを伸ばします。そして、布で汚れをしっかりとふき取る。

 

次にシューポリッシュ(靴墨)少量をブラシにつけて、磨いていく。そのうちに靴の表面に顔が映りはじめるんですよね。それがすごく楽しい。

 

ブラシを動かしながら靴を見ていると、靴の作りに感心したり、ちょっとしたシワを見つけて「自分の体の一部になったんだな…」と愛着を抱いたりします。僕の中で靴磨きはスキンケアに近いイメージ。靴は磨けば磨くほど、それに応えてくれます。

 

普段は艶を出すくらいなんですが、次の日に大切なセミナーが控えているときなどは、念入りに磨いていますね。独特の匂いがあるので、玄関でやると家族には嫌がられてしまうんですけどね(笑)。

 

 

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