ホスト界の帝王ROLANDは“言葉のチカラ”で人生を変える発明家!? ROLANDさんに学ぶプロフェッショナルの姿勢【前編】

 

ホスト界の帝王と称され、現在はホストクラブのオーナーを務めるほか、化粧品開発やメンズ美容サロンなどの実業家としてもご活躍されているROLANDさん。今年、上梓した単行本『俺か、俺以外か。』は、ファンのみならず美容師の間でも話題になり、接客やセルフブランディングのバイブルとして参考にしている人も多数いるようです。

QJナビDAILYでは、そんなROLANDさんの取材を敢行! ROLANDさんの唯一無二の人生美学をはじめ、美容師の接客スキルや、美容業界のこれからを伺いました。

前編では、個性を育む上で大切なことや、“言葉”にこだわりをもつROLANDさんが考える、表現者としてのあり方についてお送りします。

 


 

「人の意見とは距離を置く。オリジナリティを大切にするためにね。」

 

―ご活躍している姿を拝見していると、ROLANDさんの個性がどのように育まれてきたのかとても気になります。“唯一無二な個性”をもつROLANDさんは、どんなことを大事にしていますか?

 

人の意見に左右されて、自分のオリジナリティがなくならないように常に心がけています。

 

昔は、情報は仕入れるものでした。ただ今の時代は、情報はいろいろなメディアから勝手に流れ込んでくるから、シャットアウトするのは難しい。特に、SNSなんて、パッと見ただけで、他人が今どういう状況で何を考えているかというのが瞬間的に入ってくる。それを見て「この人はこういう風にするんだ」「あの人はこういう風に考えているんだ」と、人の意見に流されて、自分の基本の軸になっていた考えがぶれてしまうことも多いと思う。

 

自分で考えていることがちゃんとあったのに、人の意見に左右されてしまうんです。そんなことを続けていると、自分が目指していたものがなんだったのか、アイデンティティはどこにあったのか、わからなくなってしまうでしょ?

 

だから僕は、そうならないために意図的に情報をシャットアウトしますね。SNSとかを過度に見ないようにしています。そういうのを見て人の価値観を知ったところで自分は自分。そういうところから、人とはかぶらないオリジナリティが生まれます。

 

 

―SNSを見ないために、具体的にやっていることってありますか?

 

動機をもってスマホを触る”ということでしょうか。なんとなくスマホを開くのは極力しないようにしています。例えば、調べたいことが思い浮かんだときも、すぐにスマホを開かず、メモするだけにしておく。その後、時間を決めてリストアップしておいた物事を調べるようにします。そうすると、ムダにスマホを触っている時間がなくなる。

 

なんとなくSNSを見て広告ページをずっと見てしまったり、LINEを返そうと思っても全然関係ないことを調べはじめちゃったりして、「あれ? なんのためにスマホ開いたんだろう」ってなるじゃないですか(笑)。そういうことをやるのが嫌なので、スマホは意識的にいじらないようにしています。

 

>僕には、言葉を通じて人の人生を変える発明家だという自負がある

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング