自分自身がパワースポットであれ! トップであり続けるための「ALBUM」NATSUMIさんの仕事の流儀

同じ志をもったスタッフと一緒に働いていきたい

 

 

今後、結婚して子どもができれば、仕事のペースを少し落とす必要が出てくるのかなと思いますが、それまでは、目一杯働きたいですね。性格的に自分の志や技術を受け継いでくれる、「NATSUMI2号」をたくさん育ててからじゃないと、安心して仕事をやめられないなと思います(笑)。そのためにも教育はがっちり力をいれています。

 

やはりスタイリストはアシスタントがいないと、仕事ができません。今思い切り仕事ができているのは、アシスタントのおかげです。だからその恩返しではないけれど、仕事に力を貸してもらった分、伝えられることはできる限り伝えて、優秀なスタイリストをたくさん育てていきたいですね。

 

独立したいという気持ちありませんが、人を大事にするという同じマインドを持った人たちを集めて一緒に働きたいという夢はあります。同じ方向を向いた人たちと一緒に働けたら、すごく楽しいだろうなと。でもそれはALBUMで叶えられる夢だと思うので、そういう人が集まった会社にしていきたいし、「この会社で働いてよかった」と後輩たちに思ってもらえるようにすることが目標です。

 

応援メッセージ

 

 

これまで自分自身、「フロアの中でパワースポットであれ」と思いながら仕事をしてきました。周囲に、私がいない日は寂しいなと思ってもらいたいし、隣のお客さまですら「この人すごく元気だから、この人にお願いしたかったな」と思わせるようになりたいとずっと思っています。自分のいる場所がいつもパワースポットになるようにしようと思えば、ハキハキと元気になるし、姿勢もよくなって、イキイキしてくるはずです。そうした心がけは、仕事をする上での軸になると思います。

 

あと、「あの子は売れるな」と感じるアシスタントは、よくしゃべって、お客さまに寄り添うのが上手な人。そうした人はお客さまからもよく覚えられるし、それはスタイリストである私にとっても、うれしいことです。アシスタントには、「言われた通りやるだけではなく、私からお客さまを100人奪い取るつもりで仕事をしてほしい」と伝えていますが、これは上司であるNOBUさんから私が言われた言葉でもあります。

 

自分のお客さまにしようと思って接客すると、自然と言葉が出てきます。自分はヘアケアをこうしているとか、この悩みだったらこの商品がおすすめとか、どんどん自主的に話せるようになってきます。そんなふうに自分で考えて自主的に動いていけるようになれば、アシスタントの仕事が、もっと楽しくなると思いますよ。

 

プロフィール
ALBUM(アルバム)
ディレクター/NATSUMI(なつみ)
東京都出身。東京美容専門学校卒業。都内1店舗を経て、2015年に「ALBUM」に入社。約1年間のアシスタント期間を経て、スタイリストデビュー。2018年よりディレクターとして、サロンワークやヘアメイクとしても、第一線で活躍中。

 

 

(文/揚石圭子  撮影/泉山美代子)

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