fifith nagisaさんの指名売り上げ30万から235万へのステップアップ方法迷っていもいいから本当にやりたいことを!

 

再現性の高いメンズスタイルで人気の「fifth(フィフス)」(表参道)スタイリストのnagisa(なぎさ)さん。実は某有名雑誌の専属モデルをしていたという経歴の持ち主です。芸能活動に専念していた時期もありましたが、「やはり自分のやりたいことは美容師だ」と美容師に復帰。自身の経験から、「自分がどうなりたいかをしっかり見極めることが大事」と語ります。そんなnagisaさんに、これまでの経緯や今後の目標などをうかがいました。

 


 

迷いながらも本当にやりたいことに気づいて

 

 

学生時代に芸能活動をはじめて、美容室に就職したあとも続けていました。でも入社して4年目くらいのときに芸能活動一本に絞りたくなり、美容師を一度やめたんです。

 

それから半年ほど経って、ふと美容師をやめた理由は「芸能活動をやりたい」というポジティブなものではなく、「美容師の仕事から逃げたい」というネガティブなものだったと気づきました。いろいろ考えた結果「やはり、本当にやりたい仕事である美容師に戻ろう」と決意しました。最初に就職した美容室は教育システムが厳しく、なかなかスタイリストデビューできなかったことから、自信を失い、やる気がなくなってしまっていたのです。

 

 

その後、新たに美容室に就職してスタイリストデビューを果たしましたが、売り上げがなかなか上がらず、スランプに。そんなときに知人の紹介で「fifth」代表の横川さんに相談をすることに。美容の考え方や売り上げの上げ方を聞くうちに「fifth」でなら売り上げを伸ばせるのではないか、と感じて転職をすることにしました。とにかく自信をつけるためにも、今すぐにでも売り上げを上げたい、そのために「fifth」の力をお借りしたい、という気持ちでした。

 

「fifth」は男性のお客さまの割合が多いので、転職が決まってからは営業後にfifthに通ってメンズのカットやパーマの特訓をしました。パーマが得意な当時の同僚に技術を教えてもらうこともあり、不安なくお店を移ることができました。

 

人に相談することで客観的になり、やるべきことが見えてくる

 

 

今思えば、売り上げが上がらなかったのは前のサロンのせいではなく、私が単純にそのための努力をしていなかったからだと思います。やってると思い込んでいたものの、インスタグラムを更新する量も少なかったし、やるべきことをこなしていませんでした。当時はそのことに気づけなかったのですが、冷静になり、自分自身を客観的に見られるようになって、気づくことができました。

 

「fifth」はフリーのお客さまが多いので、まずリピート率を最大限上げられるように技術を磨き、接客方法やカウンセリング方法を工夫し、美容室予約サイトを活用してマーケティングも強化しました。インスタグラムも少しでも空き時間があれば更新するようにしました。

 

 

お客さまの悩みをお聞きし、どうしてその悩みが起きるのか、原因と対策を丁寧にお伝えし、スタイルをキープするためのケア方法やどのくらいの周期で美容室に通ったらいいかなどのアドバイス、次のご来店時のスタイル提案なども欠かさずに行い、お客さまを飽きさせない工夫もしました。

 

こうした工夫は、店長からアドバイスをもらいながら進めました。その結果、着々とリピート率や新規のお客さまも増えていき、指名売り上げは入社当初の30万から235万になり、目標を達成することができました。とにかく売り上げがあがらないことで自信を無くしてしまっていたので、売り上げが上がるごとに美容師をする楽しさを取り戻すことができました。

 

私はつい、一度に色々なことに挑戦したくなってしまって続かなかったり、いっぱいいっぱいになってしまったりします。なので何かやりたいことが出てきたときには、店長に必ず相談するようにしています。すると、「こっちのほうがいい」とか、「やりたいことを一個に絞ったほうがいい」など客観的なアドバイスをもらえるで、とてもありがたいですね。

 

>メンズを女性スタイリストが担当するメリットとは?

 

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