『撮影 = モデルさんと私の“新しい可能性”にチャレンジすること』 GARDEN creative director津田恵がメディア関係者に好かれる理由

日々のサロンワークこそ、本当の意味でクリエイティブだと思う

 

 

―最後の質問です。津田さんにとって「美容師の仕事」とは?

 

クリエイションっていう言葉にはすごく壮大なイメージがありますけど、私は毎日のサロンワークそのものがクリエイションだと思っています。お客さまの髪を切って、新しい魅力を引き出して、お客さまが感激している様子を見ることができたときは、鳥肌が立ちます。この仕事をやっていて良かったなって、心の底から思うんですよ。美容師って、お客さまをかわいくしたり、新しい魅力や可能性を提供できる仕事だと思うんです。髪を切ってテンションが上がることで、人生も変わることもあると私は信じています。

 

私は今、担当しているお客さまを「一生、担当したい」と思っています。そして、一緒に歳を重ねて、一緒に成長していきたい。自分が好きなデザインが変わっていくのと同じように、お客さまの好みも変わっていくもの。私は、お客さまのどんな好みにも対応できる美容師でありたいし、子どもからおばあちゃんまで担当できるスキルを持ち続けたいです。

 

お客さまに飽きられたら終わりだから、いつも新しいものを提案し続けなくてはならないですが、それが難しく、楽しいことでもある。お客さまと一緒に人生を歩む美容師という仕事は、これ以上ないくらいクリエイティブだと思います。

 

プロフィール
Laf from GARDEN
クリエイティブディレクター
津田恵(つだめぐみ)

兵庫県出身。大阪ベルェベル美容専門学校美容科通信課程卒業。関西で2店舗を経験後、24歳でGARDEN(東京・原宿)に転職。トレンドを取り入れつつ、誰にでもフィットするスタイルを得意とし、幅広い世代のお客さまから支持を得ている。数多くのファッション誌やヘア撮影、ヘアショーなど、外部活動にも力を入れている。

 

(取材・文/外山 武史)

 

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