交流会は業界の新たなトレンド!? 「美容師同士が刺激しあえる場所を作りたかった」横浜styleの発起人・森亜伊希さんさんを直撃!

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東京ブレンド、Multiverseなど今、業界では美容師交流会が活性化しています。そのひとつが、横浜の美容師たちを中心にした“横浜style”です。

 

主催者の森亜伊希(もりあいき)さんは、azure hair&spaとAUGUSTの両店でディレクターを務める業界の若手トップランナー。そこで森さんに結成したきっかけや、横浜styleが目指しているもの、今後の展望について伺ってきました。

 


 

人脈も築けるし技術も学べるのが横浜style

 

-横浜styleを結成したきっかけは何ですか?

 

はじめから横浜styleを結成したくてできたのではなく、偶然の流れでメンバーが集まってできたんです。自分の作品をスタジオで撮影したいと思っていたときに、スタイリスト仲間に一緒にしようとSNSで呼びかけて、それで集まって撮影会をしていたんです。最初は都内のメンバーが中心だったんですが、何回かやっていくうちに横浜のメンバーでできると思って。それが結成のきっかけですね。

 

-具体的にはどんな活動をされているのですか?

 

基本的には各自が表現したい作品を作るという撮影会を行なっています。モデルさんへのオファーも自分たちでしているんです。自分を含めた3~4人くらいの固定メンバーと、一緒にやりたいという美容師さんが合同で撮影をしています。都内や千葉、埼玉からくる方もいますよ。かかる費用はスタジオ代のみですね。撮影するメンバーはスタジオ代を割り勘で払っています。見学だけしたいという方もいるのですが、そういう場合は3000円をいただいたうえで自由に見学してもらっています。

 

-遠方の方も参加されるんですね。

 

“たくさんの需要”があるからだと思います。固定メンバーはレベルの高いスタイリストばかり。しかも撮影会には有名なモデルさんがきてくれる。やる気がある人にとっては、レベルの高いスタイリストの仕事ぶりを間近に見れて、さらに有名なモデルさんとも人脈が作れるので、くるだけでも価値はある、と思ってもらえているんじゃないでしょうか。

 

セミナーではないので自分から教えたりはしませんが、『聞かれれば話すよ』というスタンスをとっています。スタイリストが10人いれば、有名なモデルさんが20人くらい集まるときもあります。一度にたくさんの人脈を築けて、さらに技術を吸収できる環境があるというのは若いスタイリストにとっては大きなメリット。

 

-若手のスタイリストさんが学べる場所を作ろうと思ったのも、横浜styleを結成した理由ですか?

 

そうですね。自分が撮影を始めたときに横浜styleみたいな場所がなかったんです。一人で勉強をして、ひたすら撮影をしていました。でも頑張っている人が一緒にできる場所があればよりよいと思ったんです。それにスタイリストはみな、同じ悩みを抱えている人が多くて、それを相談できたり、刺激しあってモチベーションを高められる場所を作りたかったんです。

 

-仲間とはいえ、違うサロン同士の美容師さんですよね。つまりライバル同士が一緒にやっていると思うのですが…。

 

たしかにライバルなんですけど、お互いが刺激しあって、いいものを作れるようになるのが横浜styleの目的。隣にサロンがあるから売り上げが下がるわけじゃない。新しいサロンができたからってお客さまを取られるわけじゃない。それはもう昔の考えです。それぞれのサロンが独自の色を持っていて、お互いのいいところを共有し吸収できれば、参加するみんなにとっていいことづくしです。それに、ちょっと教えてもらったくらいでは、僕と同じ作品を作ることはできない。

 

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>美容師個人の力が重要視される時代

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