有名店出身の3人組が「共同代表」というスタイルを選んだ理由 ‐unplugged‐

3人いるから考え方の幅が広がり、可能性も3倍に広がる!

 

 

Q.オープンして1カ月、今の心境を聞かせてください。

 

前田:独立前はフリーランスで活動していたのですが、1人でできることの限界も感じていました。だから、3人でやったほうが実現できることがたくさんあると思って、一緒にサロンを出すことになったんですが、正しい選択だったなって感じています。久々にアシスタントの子たちの教育を担当して、昔を思い出しながら探り探りやっている状況ですが、それも楽しみながらやっているところです。

 

紺野:3人でやっているからこそ、僕はプレイヤーに専念できています。1人で経営していたら、できなかったことです。1人でやるよりもチームで成長したほうが楽しいし、美容業界を盛り上げるようなアクションや情報発信ができるんじゃないかなと思っています。

 

 

武藤:僕も同感です。3人いると考え方の幅が広がるところがいいですね。また、もし誰かが一時的に働けなくなっても、残る2人でなんとかできるという心強さもあります。「共同経営はやめたほうがいい」ってよく言われるんですけれど、そんなことはないですよ。安心感は絶大です。

 

Q.これから先のビジョンを聞かせてください。

 

 

前田:40歳くらいまでにニューヨークに出店したいという夢があります。また、コーヒーが好きだから、カフェも経営してみたいです。バリスタさんとのつながりも増えてきたので、いずれ実現できると思います。美容に限らず、おもしろいと思うこと、人が集まりそうなことにどんどんアプローチして展開していきたいです。

 

 

武藤:僕は代表が3人いるので、3店舗以上は出したいと思っています。アシスタントの子たちがスタイリストになったとき、自分のやりたいことをサポートしたり、サロンを出すときに手助けしたりして、常につながっていたいですね。

 

紺野:僕はプレイヤーとして現役でやり続けたいです。年を取ると経営に専念する人も増えるんですが、僕は切り続けたい。ブルックリンで強く感じたんですが、年を取っても輝いている美容師がすごく多いんですよ。とても勇気づけられましたし、自分もそれを目指したいと思いました。お客さまと一緒に、ポジティブに年を重ねていきたいです。

 

 

<Profile>

unplugged 

紺野善仙(こんのよしのり)

 

 

北海道理容美容専門学校卒業後、都内有名店に10年間勤務。ショートカット職人と打ち出したInstagramのフォロワーは5万人以上。ショートカットの技術は同業者からも一目置かれている存在。

 

武藤希実彦(むとうきみひこ)

国際文化理容美容専門学校国分寺校卒業後、都内有名店に12年勤務。ショートボブ、大人女性に似合うスタイルを提案し、一般誌、業界誌にも取り上げられる。世界最大美容コンテストTRENDVISIONで1,593人中50名に選出される。

 

前田伸一(まえだしんいち)

関西美容専門学校卒業後、都内有名店を経てフリーランスへ。サロンワークを軸に、ヘアメイクやフォトグラファーとしても活動。ファッション、音楽、コーヒーなどへの造詣が深く、unpluggedの空間プロデュースにも深く関わっている。

 

 

(取材/外山 武史・撮影/菊池 麻美)

 

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