人気美容師10人の「今年の漢字」とは? 2019年の振り返り&2020年の抱負アンケート

GARTE代表/ATSUTOSHIさんの今年を締めくくる漢字

 

 

―「義」を選んだ理由を教えてください。

 

2019年は「義」を深く感じた年。美容室がGRADUATEからGARTEに新しく生まれ変わり、そこでさまざまなストーリーがありました。その中で、「他人の正義というものが自分とはあまりにも違うのだな」と感じる年でもありました。

 

私は「恩義」「仁義」「忠義」などを大切にしてきたつもりですが、何を大切にするかは個人の自由であり、お互いに尊敬や感謝がないと「義」は成り立たないものだと感じました。

 

してもらったことよりも、してあげたことのほうが覚えている人が多いと思います。それを事前に覚えておき、常に恩義を忘れなければ、「自分がしてあげているんだ」という傲慢な考えが少しは柔らかくなり、相手に尊敬や感謝を抱けるのではと思いました。

 

そして立場や名称が変わったとしても、当たり前のようにサポートしてくださる方々がいることを忘れずに過ごしています。

 

―美容業界の1年を振り返って、どのような1年でしたか。

 

有名な美容師が独立したり、フリーランスになったりと、変革が多い1年だったと感じます。その上で、サロンの上手な辞め方という部分が目に見える人と見えない人がいるということを感じました。

 

綺麗に辞めることができた人は、清々しい程に多くの人に応援されています。私が経営者として過ごしているから目に入ってくる部分なのかもしれませんが、

これもお互いの「義」が重要なのではないかと思います。「お互いが何をしてあげたか」ではなく、「何をしてもらっているか」を再確認して、良好な関係を築いていける美容業界になっていくとうれしいです。

 

そして個人的には、著名な方々の独立に関してはすごく心が躍りました。新しい時代が令和と共に訪れているなと感じます。

 

―2020年の抱負を教えてください。

 

口を出す部分と出さない部分をしっかりと見分けられる人間になること。

 

私には1世代美容室として名を馳せたいという感情はありません。私がいなくても技術や環境が進化しながら継承されていく美容室が理想です。なので、口を出さず、スタッフに責任感を持たせる役職や経験を積ませることで、少しずつ自発性のある個性派集団のサロンをみんなで作っていければいいなと思います。

 

私一人の美容室にならないよう、そして道を逸れすぎないよう、2020年はバランスをとっていきたいです。

 

プロフィール
GARTE
代表/ATSUTOSHI/池田 充聴(いけだ あつとし)

都内有名店で1年間のアシスタントを経て、渡英。ヴィダル・サスーンアカデミーの教育を受けた後、22歳という若さで「GRADUATE」の代表に抜擢される。2019年6月に店名を「GARTE」に変更。原宿らしいエッジィなスタイルと鮮やかなカラーリングを得意とするスタイリストとして知られている。

 

>siki代表の磯田さんが、多様化する社会の中で改めて感じたこととは

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