「主夫を経て、また僕はカットが上手くなった」 “業界のイノベーター”エザキヨシタカが家事・育児をする理由

家庭を犠牲にする人は、本当の意味での一流に到達できないと思う

 

 

男性美容師はもっと家族を大事にした方がいいです。外で活躍していても、家族間でボロクソに言われている美容師さんを結構見てきましたから。そういう意味でも、女性の大変さを一度、味わったほうがいいです。そして、一番身近な人にカッコいいと思ってもらえる美容師を目指してほしい。家庭を犠牲にする人は、一流まで到達していないですよ。

 

家事や育児をすることが大事なんだけれど、そのために休暇をとるのだとしたら、計画的に準備をした方がいい。会社に頼りっぱなしとか、誰かに犠牲になってもらうんじゃなくて、次回予約を勧めるであるとか、自分でできることはすべきだと思う。僕は、スタッフのみんなは家族だって言っているけれど、家族っていうのは本来、助け合いですから。

 

この日は、娘さんと共ににコンテスト審査員の現場へ。

 

子どもを育てる環境づくりは、会社に所属していたほうがしやすいと思います。たとえば、gricoは育児手当が3万円、出産祝い金が20万円あります。これは、会社の内部留保から捻出しているんです。僕以外のスタッフがしっかり売上げているから、僕の売上は会社の資金として貯めることができるんですよ。

 

 

独立してサロンを出したり、業務委託になったりしたら、いざというとき誰も助けてくれません。そういう意味でも、今一度、会社で働くことのメリットを考えてほしい、その一方で、会社のオーナーはメリットを感じてもらえる会社づくりをしなくちゃいけないですよね。美容業界のみんなで、これからのことを一緒に考えていきましょう。

 

 

 

プロフィール
grico http://grico-h.com/
エザキヨシタカ

2009年原宿に「grico」をオープン。美容業界を代表するトレンドセッターとして美容師の新たな在り方に対して常にアプローチを仕掛け、アパレル業、商品開発、コンサルティングなど多方面で活躍。オンラインサロン「マルチバース」「JAPAN7」にて業界の活性化に注力している。著書「夢を叶えるエザキ流方程式」「選ばれる条件」で多くのメディア・美容業界内外から注目されている。

(取材/外山 武史・撮影/菊池 麻美)

 

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