「美容師の独立はデメリットしかない」と思っていた僕が独立した理由 ‐AIN./長谷川 裕二さん‐

 

かわいらしいスタイルと顔周りのあしらいの解説が人気で、約11万人の女性からInstagramをフォローされている長谷川裕二さん。人気美容師集団AFLOAT GROUPで売れっ子の一人だったのにも関わらず、そのポジションを手放してヘアサロン「AIN.」を立ち上げました。その狙いとは? 漠然と独立したいと思っている美容師さんにぜひ読んでいただきたいインタビューです。

 


 

普通の美容師をやるだけなら独立する必要はなかった

 

 

2020年12月に独立し、南青山で「AIN.」をスタートしました。おかげさまで予約はほとんど取れないくらいスタートから順調です。ただ、僕は元々独立することにメリットを感じないタイプでした。前職のサロンはとても自由な会社で、なんでもやらせてくれる環境だったこともあり、美容師の独立にはデメリットしかないと思っていたくらいです。

 

実際、美容師として働く分には全く不自由はありませんでした。ただし、美容師以外の活動をするときに、場所を移したほうがやりやすいんじゃないかと思ったんです。例えば、僕は毎朝撮影をしています。動画も撮るのですが、みんな練習しているのでドライヤーの音などが入ってしまうんですよね。これはもう仕方がないことだし、万全の状態で撮影するのは難しいだろうなと思っていました。だから、撮影に専念できる場所がほしかったんです。

 

スタジオを借りることも考えましたが「それなら自分で理想の環境をつくろう」と思い立ち、独立することに。本当は2020年5月くらいにオープンさせたいと思っていたんですが、新型コロナウィルスの影響で年末までずれ込んでしまったのは予定外でした。ただ、独立することに対する不安はありませんでしたね。

 

>撮影のしやすさを追求し、セット面や椅子の機動性を重視

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