【太市氏へのオマージュ】かつてのカリスマブームを牽引した表参道のサロン『Side Burn』で紡がれた、知られざる師弟ストーリー。

サイドバーン入社も視野に入れて上京

 

僕がサイドバーンに入社したのは2011年で、今から11年前です。中途採用という形でした。サロンの存在は、僕が地元の静岡で中学生の頃から知っていて、注目していました。尖ったファッションやおしゃれが好きだったので、地元の美容室に行ってヘアカタログやファッション誌のヘア特集を見ながらオーダーするんですけど、それが毎回、太市さんのヘアスタイルだったんです。

 

とにかく太市さんの作るヘアスタイルは、エッジが効いているのが印象的でしたね。でも、自分がそのスタイルを真似てやってみても、同じイメージにはならなくて。そのモデルさんには似合っていましたけど、僕の髪でやったところで違うなと。それで調べたら、太市さんのスタイル作りは「人」にフォーカスしていて、その人のキャラクターを生かしていることが分かったんですね。それなら、実際に太市さんに切ってもらったほうがいいと。

 

 

それで何度か東京に遊びに来たのですが、怖くて行けなかったんですよ(笑)。憧れの太市さんにヘアカットしてもらうことが、あまりにも恐れ多くて。就職活動で応募もしたんですけど、募集自体が急遽取りやめになってしまったので、都内の違うサロンに就職したんです。そこから2年経って、ようやくサイドバーンに予約を入れて、初めて太市さんに髪を切ってもらいました。緊張しながら行ったのを、今でも覚えています。当時の僕は髪がすごく長かったんですけど、毎月少しずつ切ってもらって、最終的にはめちゃくちゃ短い髪になりました。

 

 

>『サイドバーン』で働きたくて、毎年応募し続けた

 

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