忙しい美容師の救世主! 心とお腹を満たす日本のソウルフード“おむすび”のススメ。<サロむす>

美容師生命を奪うほどの大怪我…絶対絶命の大ピンチを救ったおにぎりとは? HAIR salon BONDS 代表/山本佳裕さん

 

 

−おにぎりをよく食べるようになったのはいつごろですか?

 

美容師になってからほぼ毎日、昼ごはんはおにぎりです。アシスタントのころは朝早くから終電まで忙しく、優雅にランチをとることはできなかったのでおにぎりを作って持っていってました。

 

 

同期は飲み物などでお腹を満たしていたんですが、僕は食べないと疲れが顔に出ちゃうタイプで(苦笑)。頭もボーッとしてしまい、「あれ、今何しようとしてたんだっけ?」と忘れっぽくなることがあり、仕事の効率もダウン。これはよくないなと思って、一口サイズのおにぎりを4つほど持って行き、仕事の合間に食べることにしました。

 

−一口サイズはナイスアイディア! どんな具が好きですか?

 

接客業なので臭わないこと、勤務時間が長いので腐らないこと、あとは満足度がほしかったので、味にパンチが出て抗菌性のある「マヨネーズ」を使った具が好きです。ハムマヨ、唐揚げマヨ、ウインナーマヨ…お肉ばっかりですね(笑)。

 

イチオシは“サラダチキンマヨ”。ラップの上にサラダチキンをしいてその上にご飯・マヨネーズをのせてにぎります。最後にクレイジーソルトをまぶして完成です。

 

サラダチキンの肉巻きおにぎり。食べ応えも十分!

 

−ヘルシーですし、女子にもウケそうですね。

 

実は、このレシピには忘れられない思い出があるんです。3年前、仕事のしすぎで手の靭帯を切る大怪我をしまして…。手術は無事に成功したのですが、10ヶ月以上まともに仕事ができないだろうという診断でした。退職を余儀なくされ、途方に暮れていたときに知人が「海の家で働かない?」と声をかけてくれて。店長として2か月間働くことにしたんです。

 

 

まかないを担当していたので、リハビリがてらよくおにぎりを作りました。男性は「鍛えたい」女性は「やせたい」と体型を気にしているスタッフが多かったので、ヘルシーな食材を…と探して考案したのが、このおにぎりなんです。楽しくリハビリができ、無事に完治した後、生まれ育った京都で独立しました!

 

 

−京都って薄味のイメージがあるのですが。おにぎりも薄味?

 

言われてみると、僕は白米のおにぎりに塩を振らないですね。炊き込みごはんなんかも白だしにみりんのみで味付けして、にんじんや鶏肉など具から出るエキスで充分。味の決め手となる調味料は、たくさん揃えています!

 

 

−このラインナップは料理してる人の証! 作るときのポイントは?

 

お米を炊くときの水分量です。無洗米を使っているので、炊飯器のメモリより6〜7mm増やすと美味しく炊きあがります。

 

 

僕なりのこだわりがもう一つあって、市販の素は使わないこと。全て調味料で味付けします。炊き込みごはんなんかは風味もバツグンによくなり、オススメです! 

 

山本さんの得意料理「炊き込みごはん」おにぎり。

 

僕のお客さまは大学生や20代前半の男性が多く、普段から料理をする人は少ないのですが、「おにぎりなら作れるでしょ!」とカンタンなレシピを教えることもありますね。オーナーとしてスタッフの体調管理も気になるので、おにぎりをふるまおうと計画中です。

 

 

プロフィール
HAIRsalon BONDS
代表/山本佳裕 (やまもと よしひろ)

京都市出身。京都理容美容専修学校卒業。2店舗を経験した後、2017年に完全予約制のプライベートサロン『HAIR salon BONDS』をオープン。メンズカットを得意とし、似合わせや再現性の高さに定評がある。サロンワークはもちろんのこと、アーティストの専属ヘアメイクや、技術力を武器に外部講習も担当。目標は、東京に負けないくらい京都のメンズをカッコよくすること。好きなおにぎりは、マヨネーズ系おにぎり、梅干し、炊き込みごはん。

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>おにぎりコンクールで入賞! プロ並みの腕前をもつ“おにぎり系美容師”

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